CLINIC BLOG

~歯周病と喫煙~


こんにちは🌞
北24条かやの歯科クリニックのどいです。

少しブログの間隔が空いてしまい申し訳ありません💦
9月になりましたね🍁
今年も例年通り暑さは残るものの、お盆過ぎから徐々に朝晩の気温が下がり始め、もうTシャツ一枚で寝るのが寒くなってきました。
寒暖差が激しいので体調管理には気を付けましょう⚠️

今回は「歯周病と喫煙」についてお話させて頂きます。

【🚬喫煙と歯周病の関係】

喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病にかかりやすく、悪化しやすいことがわかっています😥喫煙者への歯周病の治療効果は低く、治療後の治りが悪いです。禁煙をすると歯を支える組織の状態が良くなるため、歯周病のリスクが下がり、治療効果が上がります。禁煙は生活習慣病の共通した予防法であり、多分野とともに歯科でたばこ対策をすすめることは、歯周病と生活習慣病の予防に有効です👍

【🚬喫煙が口腔内に与える影響】

タバコを吸っていると歯肉の腫れや出血が見た目上抑えられ、患者さん自身が歯周病に気づきにくくもなります。
実際に治療を始めても歯肉の治りは悪く(もちろん何もしないでいるよりは改善しますけれど)、手術を行ったとしても効果の現われ方が非喫煙者よりも低いのです😭
しかも、治療後経過を追っていくと、喫煙者の歯肉は再び悪くなっていく傾向にあります。どうしてこういう事が起こるのでしょうか?
タバコの煙に含まれる「一酸化炭素」は組織への酸素供給を妨げますし、「ニコチン」は一種の神経毒で、血管を縮ませるので、体が酸欠・栄養不足状態になります。
ニコチンは体を守る免疫の機能も狂わせますので、病気に対する抵抗力が落ちたりアレルギーが出やすくなります。更に傷を治そうと組織を作ってくれる細胞(線維芽細胞といいます)の働きまで抑えてしまうので、手術後も治りにくくなります。
また、「ヤニ」という形で歯の表面に残っているので、歯がざらざらしてバイ菌が張り付きやすくなるのはもちろん、いつまでもお口の中や歯肉にニコチンが染み出しつづけることになるのです。

【🚬受動喫煙】

ここまで喫煙が歯周病に与える影響についてお話ししてきましたが、喫煙している当の本人よりも、受動喫煙の方がリスクが高いことが分かってきています😱
喫煙者のリスクがタバコを吸わない人の3.3倍である一方、受動喫煙者のリスクは、タバコを吸わない人の3.6倍にも及ぶという研究調査の報告があります❗️
タバコを吸っている本人よりも、受動喫煙者のリスクの方が高いことになりますから、これは驚きのデータです🧐
受動喫煙は、子どもの歯ぐきの色にも影響します。
タバコを吸っている本人以外にも大きな悪影響を与えていることを忘れてはいけません。
他の人に受動喫煙をさせてしまわないように、場所を選んで喫煙するよう心掛けましょう🙋

【🚬禁煙の効果】

では、禁煙をするとどのような良いことがお口の中で起こるのでしょう。
禁煙をすると数週間で、歯ぐきなどの組織は本来の免疫反応が回復し、歯周病の治療をすることで1年後には歯ぐきは本来の健康な状態に戻ると言われています😯
歯ぐきの黒ずんだ色も、時間はかかりますが少しずつ元の綺麗なピンク色に戻ります。他にも、呼吸が楽になる、咳や痰が出なくなる、味覚が正常になり食事が美味しくなる、口の中が爽やかになり口臭が少なくなる、家族や周りの人が喜んでくれる、など、禁煙をすることで様々な良いことが起きます❗️

ただ、禁煙はそんなに簡単ではないことも事実です…。

なぜならタバコの主成分であるニコチンには、強力な精神依存作用があり、依存症のような状態になってしまうからです。
禁煙をするにあたって、なぜ禁煙をするのか目標を明確にして、環境を整え、周りのサポートを受けながらスタートしましょう。
タバコを吸いたい気持ちを発散させる方法も考えておき、時には専門家のサポートを受けるのも良いでしょう🧑‍⚕️
禁煙することはお口の健康だけでなく、全身の健康にとっても大きな効果をもたらしてくれます。
歯周病だけではなく、他の合併症と呼ばれる大きな病気を防ぐことにも繋がり、周りの人への健康被害も防ぐことができますので、是非禁煙にチャレンジしましょう❗️

【🚬たばこ対策における歯科の役割】

多くの専門職がたばこ対策をすすめているなか、歯科専門職による禁煙支援の効果が報告され、歯科医院などで広まりつつあります。次に示すように、歯科は幅広い年代の受診者に対して継続的に関わり、視覚的に把握できる歯や口を対象としていることから、禁煙支援に適しているといえます🙆

歯科における禁煙治療の特徴

  • 口腔疾患の罹患率・有病率が高いため、男女様々な年齢層の人々に繰り返し接する機会が多い
  • 定期歯科健診等の際に繰り返し支援、指導を行うことができる
  • 歯科医師および歯科衛生士による口腔保健指導の中に禁煙支援を組み入れやすい
  • 口腔は患者が自分自身で直接観察することができるので、動機付けを行いやすい
  • 喫煙による全身疾患の症状がまだ現われていない段階で、禁煙教育を行うことができる

例えば、歯科医師・歯科衛生士が口の中を見て、喫煙の影響がわかった時は禁煙の動機付けにつなげやすいです。禁煙による歯や口の変化を示すことは、再喫煙の防止に役立つでしょう。喫煙経験のない受診者へ、生涯において喫煙者とならないことがいかに大切かという観点で関与できることも重要な役割です。喫煙は生活習慣病の共通要因であることが知られ、多分野協働ですすめられていますが、上述した歯科の特色を活かしながら、歯周病対策の一つの柱としてすすめていく必要があります💁

タバコを吸う人は、吸わない人に比べて歯周病にかかりやすく、進行も早く、歯周病の治療をしても治りが悪い傾向であることが分かりました。
歯ぐきへの影響だけでなく老化にも繋がり、免疫力を下げ、そしてタバコを吸っている本人だけならまだしも、吸っていない周りの人の方が被害を被っているのですから、タバコは百害あって一理なしですね🙅

では今回はこの辺で~👋

また元気にお会いしましょう❗️






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