CLINIC BLOG
お口の基礎知識~歯ブラシの選び方について~
こんにちは🌞
札幌 北24条かやの歯科クリニックのどいです。
札幌の冬の風物詩の雪まつりも無事に終わりましたね。
まだまだ寒い日々が続きますが、少しづつ春に向けて進んでいるのかなと思っております😃
気温もプラスになる日もあり、ぐちゃぐちゃ路面に悩まされますね💦
皆さま、いつもお足元悪いなかご来院頂きありがとうございます🙇♂️
さて今回は、前日のブログ「歯みがき剤のフッ素について」の続きで歯ブラシの選び方についてお伝えしたいと思います。
前回までは歯みがき剤についてお話してきましたが、今回は主役の歯ブラシについてです。
歯ブラシがなければ何も始まりません…。
では歯ブラシ選びの8つのポイントをご紹介させて頂きます🙋♀️
🦷Point1:ヘッドの大きさ
一般的に適正サイズとされているのが、縦の植毛が3列で、横幅が親指の幅や人差し指の第一関節の長さといわれています。
または自分の上の前歯2本分です。
ヘッドが大きいと歯と歯の間や歯と歯茎の間のような細かい箇所や、奥歯に毛先が当たりにくくなり、磨き残しができやすくなってしまいます。
同じ大きさでも縦4列の植毛など、ヘッドに毛が密集していると、乾燥しにくいため不衛生ということもあります。
🦷Point2:毛の固さ
市販されている歯ブラシには、「ふつう」「やわらかめ」「かため」という表示がある物が多いです。
この表示を目安に、まずは「ふつう」を選びましょう。
痛みを気にして「やわらかめ」を選んでいた方もいるかもしれませんが、毛がやわらかいと毛先が歯の表面で滑るため歯垢が思うように落とせません。
ただ、歯肉炎や歯周病が進行していたり、歯茎が弱かったりする場合は、「やわらかめ」を選びましょう。
はじめは歯ブラシで丁寧にじっくり磨き、歯茎を引き締め、出血がなくなれば「ふつう」に替えるのがおすすめです。
「かため」の歯ブラシは年配の方や女性など、磨く強さが弱めの人向きです。
それ以外の人は「ふつう」で十分です。
ただ「かため」の歯ブラシは、歯を磨く強さ(歯磨き圧)や歯ブラシの動かし方に注意して、歯茎を傷付けないように気を付けましょう。
🦷Point3:毛の形
少し丸みを帯びた「円状(ラウンド)」、先の細い「テーパード」、平切りの「水平(シリンダー)」の3つが一般的に言われている種類です。
毛先が細すぎず、均一の水平切り歯ブラシがベターです。均一のほうがより歯に均等に圧力がかかります。
ギザギザになっている物や、複雑な物、毛先が丸い物などは、歯に当たる部分が均一ではなくなることが考えられます。
🦷Point4:毛の長さ
10mm以下がベストでしょう。
歯ブラシを動かす力が歯に十分に伝わる長さです。
長すぎては力が伝わりにくくなります。
🦷Point5:毛の材質
一番多く使われ、なおかつおすすめなのがナイロン製の歯ブラシです。
色は透明がベスト。
着色された毛は、色素の成分によって弾力性が下がる可能性があります。
🦷Point6:柄の形・大きさ
自分が持ちやすくて使いやすいことを一番に考えましょう。
柄(持ち手)のかたちには、真っすぐなものや少しカーブしているもの、グリップがついているものなどメーカーによってさまざまあります。
どのかたちが優れているということはなく、手にフィットしていて余計な力がかからないものがあなたに合っている歯ブラシです。
可能であれば、店頭で実際に持ってみて確認してみることをおすすめします。
カーブしている物は、奥歯の後ろ側を磨くのが難しくなることがあり、親指を引っ掛けるための突起がある歯ブラシは、持ち方や握り方の違いにより邪魔になる場合もあります。
断面が楕円形で手にフィットする歯ブラシがおすすめです。
ネックの部分はしっかり太さがある物を。
細すぎると磨く力が歯に伝わらないことがあります。
🦷Point7:歯ブラシの交換時期
1ヵ月に1本が基本のペースです。
毛先が開いてきて、歯ブラシを背中から見たときに毛がはみ出していればすぐに交換しましょう。
例え、毛先が開いていなくても1ヵ月を過ぎていれば交換して下さい。
毛の弾力性は確実に落ちているので、汚れや歯垢を取り除く歯ブラシの能率は低下してしまいます。
また、ナイロン製の透明な毛が白く濁ってくることも交換の目安で、毛の弾力性が下がっていることが考えられます。
🦷Point8:歯ブラシの保管方法
歯ブラシを十分に乾燥させることなく、湿度の高い所や風通しの悪い所で保管すると、様々な細菌が歯ブラシに繁殖してしまいます。
歯ブラシを清潔に保つには、使用後は流水でよく洗い、よく水を切り、乾燥させることです。
ヘッドを上にして風通しの良い所で保管しましょう。
洗面台に扉があり、中の歯ブラシ立てに置くのはややおすすめできません。
扉の中は密閉され乾燥しにくいので、外にコップなど歯ブラシ立てを設置しましょう。
専用の歯ブラシ除菌スタンドという物も便利です。
使用後の歯ブラシを殺菌灯(紫外線ランプ)で殺菌、乾燥してくれます。
以上、いかがでしたでしょうか❓
今回は手用歯ブラシ選びのポイント8つを紹介させて頂きました。
現在市販されている歯ブラシには多種多様な種類があり、それを選ぶのは大変悩ましいことだと思いますが、一番はご自身が使いやすいかどうかです。
ご自身に合った歯ブラシが分からない❓や歯ブラシ選びについて相談・アドバイスが欲しいという患者様は、是非一度歯科医師または歯科衛生士へご相談下さい。
当院でも歯ブラシを販売しておりますので、患者様に合った歯ブラシをそのまま購入して持ち帰ることが出来ます。
もちろん、サンプルもございますので、是非一度お手に取ってみて下さい。
では今回はこのへんで~👋
また次回元気にお会いしましょう❗❗
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