CLINIC BLOG

【再掲】~マイナ保険証とは?~


こんにちは🌞
北24条かやの歯科クリニックのどいです。

7月も終わりを迎えいよいよ8月です。
子供達は夏休みに入りましたね。
ここ最近は涼しい日々が続いておりますが、また猛暑も予想されておりますので、十分に熱中症対策には気を付けましょう!

さて、今回は番外編の再掲ということで、「マイナ保険証」についてお話させて頂きたいと思います。最近、よく耳にしませんか?使える医療機関も増えてきましたので、是非この機会にマイナ保険証を知って頂き、実際にご活用して頂ければと思います。

マイナ保険証については、

“健康保険証はマイナンバーカードを基本とする仕組み(マイナ保険証)へ移行し、2024年12月2日から現行の健康保険証は新規発行されなくなります。 医療機関・薬局を利用する際は、マイナンバーカードをご利用ください。”

と、あるようにデジタル庁が発表しております。
今年12月からは現行の保険証は発行されなくなります。
あと残り4ヶ月弱と時間も迫っております。

では、そもそも、、、

【マイナンバーカードとは?】

数字12桁の個人番号(以降「マイナンバー」と表記)が記載された日本のICカード身分証💳である。正式名称は、個人番号カード(こじんばんごうカード)という。2024年2月末時点で、人口の73.3 %に当たる9188万人が保有している。

マイナンバーカード(個人番号カード)は、日本において「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(平成25年法律第27号)」(マイナンバー法)に基づき、発行されるプラスチック製のICカード。市町村・特別区が、住民のうち希望者へ当面の間無料で交付する。2016年(平成28年)1月に交付が開始された。身分証明書をはじめ、マイナンバー(個人番号)を証明するための書類として利用できる。カードのICチップに格納されている署名用電子証明書・利用者電子証明書は、民間や行政のオンライン手続きなどに利用可能で、幅広いサービスに利用されている。

【マイナ保険証とは?】

健康保険証の情報をマイナンバーカードに紐付けし、マイナンバーカードを健康保険証としても利用できるよう一体化する制度を指します。2021年10月に本格的な運用が開始され、2023年4月にはすべての医療機関・薬局でマイナ保険証を利用するためのシステム導入が義務付けられました。

マイナ保険証を利用すると、医療機関の受付でマイナンバーカードをかざすだけで、顔認証付きカードリーダーがICチップに記録された情報や顔写真を自動で照合します。従来の健康保険証では、窓口で保険証を提示し、受付スタッフが本人確認や保険証の情報確認を手作業で行っていました。

マイナ保険証は、より良い医療を受けることができたり、窓口で限度額以上の支払いが不要となったりするなどメリットがあります。また、マイナンバーカードを健康保険証として利用できる医療機関では、「限度額適用認定証」がなくても、限度額を超える支払いが免除されます。

マイナンバーカードには「行政手続きが効率化できる」「所得や医療費などを正確に把握できる」「不正申請・不正利用を防げる」などの行政側のメリットもあります。このような背景もあり、2023年12月の閣議において、2024年12月に従来の健康保険証を廃止し、将来的にはマイナ保険証へと全面移行することが決定されました。

猶予期間や資格確認書の発行などの措置もあるため、マイナ保険証を持たないことですぐに医療機関を受診できなくなるわけではありません。しかし、マイナ保険証への切り替えという政府の方針は大幅には変わらないでしょう。マイナ保険証を利用するメリット・デメリットを踏まえた上で、マイナ保険証へと切り替えるかどうかはご自身で判断しましょう。

◎マイナ保険証のメリット

  • 医療機関での受付が自動化される
  • 窓口での限度額以上の支払いが不要となる
  • 就職・転職・引越しによる保険証の更新が不要となる
  • マイナポータルから過去の診療情報を閲覧できる
  • 医療費控除の確定申告が自動化する
  • 健康保険証の切り替えが簡単になる
  • 正確なデータに基づいた診療や薬の処方が受けられる
  • 医療費が高額になった時、限度額を超える支払いが免除される
  • 処方された薬や特定健診等の情報をマイナポータルでいつでも確認できる

《医療機関での受付が自動化する》

従来の健康保険証の場合、医療機関を受診する際には窓口に保険証を提示し、受付スタッフは本人確認や保険証の情報確認を手作業で行う必要があります。

一方、マイナ保険証の場合、受付の顔認証付きカードリーダーにマイナンバーカードをかざすだけで、ICチップに記録された情報や顔写真を自動で照合することができます。加入する健康保険の内容や本人確認を非接触かつ自動で行えるため、素早く効率的に受付を済ませられるでしょう。

《窓口での限度額以上の支払いが不要となる》

日本の健康保険制度には、同じ月(1日から月末まで)に支払う医療費の自己負担が高額になった場合、自己負担限度額を超過した分が払い戻される制度(高額療養費)があります。

高額な医療費が必要になると判明している場合は、限度額適用認定証を事前に取得して提示することで、窓口での限度額以上の支払いは発生しません。しかし、申請が間に合わない場合は限度額以上の金額を一時的に支払う必要があります。

マイナ保険証を利用すれば、限度額適用認定証の手続きをしなくても、限度額以上の一時支払いが不要になります。高額な一時支払いがなくなるため、安心して医療機関を受診できるでしょう。

《就職・転職・引越しによる保険証の更新が不要となる》

国民健康保険制度には、自治体が保険者になる市町村国保や、企業や業種別に組織される国民健康保険組合があり、それぞれの団体が異なる健康保険証を発行しています。従来の健康保険証では、就職・転職・引越しなどの際には健康保険証の更新手続きを行い、新しい健康保険証の到着を待つ必要がありました。

一方、マイナ保険証の場合、健康保険の加入手続きが完了すれば、すぐに保険証を使用することができます。国民健康保険や後期高齢者医療制度における定期的な更新も必要ないため、より便利に活用できるでしょう。

《マイナポータルから過去の診療情報を閲覧できる》

マイナ保険証を利用することにより、スマートフォンアプリ「マイナポータル」から過去の処方歴や特定健診情報などの診療情報を閲覧できるようになります。診療情報をいつでも確認できるため、自身の健康状態を把握しやすくなるでしょう。

また、医師への情報提供に同意することで診療データを共有することも可能です。初めて受診する医療機関や調剤薬局などでも、データに基づいたより適切な診断・処方を受けられることが期待できるでしょう。

《医療費控除の確定申告が自動化できる》

医療費控除を受けるために確定申告を行う場合、従来の健康保険証では医療費に関する領収書を保管しておいた上で、医療費の総額を計算するなどの手間がかかります。

一方、マイナ保険証を医療機関で利用した場合、マイナポータルをe-Taxと連携することで医療費控除に関する計算・記入を自動で行えます。計算が反映された確定申告書をそのまま提出でき、確定申告に関する手間を大幅に削減させられるでしょう。

以上、いかがでしたでしょうか?

マイナ保険証1枚で受けられる恩恵は意外と多いと思いませんか?

もちろんメリットばかりではありません。

デメリットも少ないですがありますのでご説明致します。

◎マイナ保険証のデメリット

  • 利用可能な医療機関が限られている(現在は)
  • 個人情報の漏洩リスクがゼロではない
  • 一度発行すると従来の健康保険証には戻せない

と、なります。

利用可能な医療機関については、2023年4月に、医療機関にマイナ保険証が利用できるシステムの導入が義務付けられ、マイナ保険証が利用できる医療機関は大幅に増加しました。かかりつけの医療機関でマイナ保険証の受付を行うカードリーダーを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

一方で、2024年1月時点における参加率(全医療機関のうちマイナ保険証のシステムを運用している施設の割合)は9割程度となっています。現段階では、すべての医療機関でマイナ保険証を利用できるわけではない点に注意しましょう。マイナ保険証への切り替えを行った後も、しばらくの間は従来の健康保険証も所持しておくと安心です。

【院内にも周知ポスターあります!!!

使い方などご不明点がある場合はお気軽に受付スタッフにお申し付け下さい🙋

それでは、今回はこの辺で~👋

また来週、元気にお会いしましょう。

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