皆さま、こんにちは😀

札幌　北２４条かやの歯科クリニックのどいです。
皆様、いかがお過ごしでしょうか？
街中を見渡すともうすっかり木々の葉🍁も落ち、昨日は時折雪⛄もちらつきましたね。
いよいよ冬に向けてという感じです🥶

さて今回は前回【虫歯の治療方法（補足編）】の続きで【虫歯のリスクファクター（危険因子）】について書かせて頂きます。

【虫歯の原因には次の4つの因子があげられます】

1. お口の中の細菌数

2. 歯質

3. 食べ物

4. 時間

虫歯の原因はお口の中の細菌の数、歯質、食べ物の3つの要素に時間の経過が加わってできると言われています。

上のイラストの4つの円が交わる面積を少なくすることで虫歯のリスクを下げることができます。

1.  🦷細菌の数

お口の中には、300種類もの細菌がいるといわれています。　
その中の「虫歯菌」と呼ばれる細菌が原因で虫歯が発生します。
主な虫歯菌はストレプトコッカス・ミュータンス菌（Streptococcus mutans）です。
細菌は食べカスの糖分を基にプラークを形成し自身の数も増加していきます。
この細菌と、その栄養となる糖分を減らすことが一番虫歯予防につながります。
このためには、やはり的確なブラッシングが必要となります。
しかし歯垢や歯石などの細菌の塊は歯みがきだけでは完璧に落とせません。
歯科医院の専用の器具ではそれらの徹底除去が可能なので、ぜひ定期的にメンテナンスを受けることをおすすめ致します。
また、虫歯の原因となる細菌の活動を抑制する働きがあるフッ化物やキシリトールを活用することも効果的です。

2.  🦷歯質

歯の強さや唾液の力（緩衝能）によって虫歯になりやすいかどうかが決まります。
歯は象牙質・エナメル質・セメント質などでできています。
一人ひとりその強さに差があり、その強さが虫歯へのなりやすさに影響しています。
歯を健康な状態に戻す「再石灰化」の促進のために、よく噛んで唾液の分泌量を増やしたり、フッ素の塗布などで歯質の強化ができます。
市販の歯磨き粉にはフッ素配合のものも流通していますが多くが低濃度のため、歯科医院でのフッ素塗布がおすすめです。
また、乳歯や噛み合わせの溝が深い萌出したての歯には、予防的にフッ素徐放性の樹脂で埋めてしまう「シーラント」が有効です。

 あくまでも歯磨き粉は補助的な役割という位置付けであるという事を認識して頂いた方が良いでしょう。

3. 4.  🦷食べ物、時間

食後しばらくのお口の中は酸性になるので、歯が溶けやすく、虫歯になりやすい状態になります。
虫歯の原因の糖質の中でも砂糖を含む食べ物や飲み物が虫歯の発生に影響を与えます。
また、いつもお口の中に食べ物が入っている状態だと、虫歯のリスクは高くなり、間食が多い方はそうでない方に比べ虫歯のリスクは高まります。
ミュータンス菌の活動を抑制するために、この時間を短縮することが重要となります。
ダラダラ食いが良くない理由はここにあります。

以上、如何でしたでしょうか？

虫歯のリスクファクターを避けるには、

• 食べたらすぐ磨く！またはブクブクうがいをする習慣を！
• バランスのとれた食事をして歯質を強化！
• だらだらと間食をしない！
• 定期健診を受け予防、早期発見に心がける！

が、大事になってきます。

食生活・食習慣の見直しとともに定期的な検診をし、虫歯の早期発見を心がけることが重要です👍

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当院では「削る治療」から「予防する治療」への変化を踏まえ、従前より予防歯科に重点を置いた治療をさせて頂いておりますが、この度、保険診療では出来ないより予防歯科に特化した検査・施術が可能な「成人予防プログラム*」という診療プランをご用意させて頂くことになりました。
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ではでは今回はこのへんで～👋

本格的に寒くなる時期です、皆様どうかご自愛下さい🙇