CLINIC BLOG

〜歯ブラシの歴史について〜


こんにちは🌞

北24条かやの歯科クリニックのどいです。

一気に寒くなりましたね🥶
札幌でも中山峠で初冠雪といよいよ冬の訪れを感じます。
定山渓の紅葉🍁も見頃とのことで行かれた方はいかがでしたでしょうか?
私は北大のイチョウ並木の紅葉が毎年楽しみです。
街中では雪虫も見かけるようになりましたね💦

さて、今回のお題は「歯ブラシの歴史」ということで、前回タフトブラシについて書かせて頂きましたが、そもそも口腔内の清掃用具である「歯ブラシ🪥」ってどんな歴史があるの🤔かってところに焦点を当てて今回は書かせて頂きます。

まずは、基本中の基本ですが…、

【🪥歯ブラシとは?🪥】

歯ブラシ(はブラシ、英: toothbrush)は、歯を磨くのに使用する小さなブラシである。歯磨きに使う小さなブラシ。自然の歯あるいは入れ歯を磨くのに使う。漢字で表記する場合は「歯刷子」。口腔衛生ケアに用いられる用具の一つ。

日本国内ではおよそ4.5億本/年が生産されている。
家庭用品品質表示法の対象品目になっている。柄の材質(ポリプロピレン、飽和ポリエステル樹脂など)、毛の材質(人工毛、ナイロンなど)、天然毛(白馬毛、豚毛、馬など)、毛のかたさ(かため、ふつう、やわらかめ)、耐熱温度(60度、80度など)、表示者名の表示がされる。また日本産業規格 (JIS S3016) において規定がある。

と、されています💁

【🪥世界の歯ブラシの歴史🪥】

⬆ナポレオン(1769-1821)が使っていた歯ブラシ
かかと部にナポレオンのマークが彫られている。

少なくとも紀元前3500年のバビロニアでは、木の枝から作った歯木を使用していた。それが、インドやギリシャでも習慣が普及し、各々の土地にあった木が用いられた。中国では歯木に楊柳の枝を用いたことから楊枝(ようじ)となった。これは爪楊枝ではなく房楊枝と呼ばれるもので、細い木の枝をブラシのように一方の端を噛み砕いて使用した。インドなどの仏典に釈迦が歯木を使って地に投げたところたちまち根づいて大木となった話や弟子に歯木を使わせる記述があり、当時既に歯木が使用されていたことが窺われる。日本でも歯ブラシが一般化するまでは房楊枝が一般的に歯磨きに使用されていた。

アメリカ歯科医師会によると、1498年に中国の皇帝が豚毛を骨の柄に植えつけたものを歯磨きに使用したものが、最初の歯ブラシであるとしている。しかし1223年に宋に留学した禅僧の道元が現地における「くちすすぐともがらは、馬の尾を寸餘にきりたるを牛の角のおほきさ三分ばかりにて方につくりたるがながさ六七寸なる、そのはし二寸ばかりにうまのたちがみのごとくにうゑて、これをもちて牙歯をあらふ」習慣を記述しており、実際の歴史はさらに古いものと思われます。

【🪥日本の歯ブラシの歴史🪥】

日本で現在のような歯ブラシが作られたのは明治5年。明治23年の第3回内国勧業博覧会で歯刷子(ハブラシ)の名称で出品されたのが、「歯ブラシ」という言葉が使われた始まりといわれる。
インドから輸入したイギリス製の歯ブラシを見本に、鯨のヒゲで柄を作り、馬の毛を植えたのが、現在の歯ブラシの原型。
その後、1903年(大正3年)に小林富次郎商店(現在のライオン㈱)が「萬歳歯刷子」を発売。
1938年2月24日にはデュポン社がナイロン製の歯ブラシを初めて売り出した。

【🪥歯ブラシと大阪府八尾市🪥】

国内でおよそ4.5億本/年が生産されており、歯ブラシの生産は全国の50%以上が大阪府で、全国1位😲となっております。1872年に大阪において鯨のひげの柄に馬毛が植えられた「鯨楊枝」が製造販売され、1890年に大阪盛業株式会社が「歯刷子(はぶらし)」の名称で第三回内国勧業博覧会に出品する。1917年には歯ブラシ会社が集中していた大阪府八尾市でセルロイド製の歯ブラシの生産が始まった。大阪府の中でも生産は八尾市に集中し、地場産業となっております。
近鉄八尾駅前🚊には歯ブラシ型のモニュメントが設置され「生産高日本一」を記念しています。

以上、いかがでしたでしょうか?

普段、身近にあるものですが歴史を紐解くと新たな発見がいっぱいありますね😊👍

私もこのブログを書くまでは歯ブラシの歴史・起源について断片的な知識しかありませんでしたが、改めて気付かされ再認識することが多かったです。
こんな長い歴史があるとは思ってもいませんでした…。
また日本における生産の歴史も興味深かったです🧐
日常生活で使うものにも様々な歴史やエピソードがあるんですね。

ではでは、今回はこのへんで〜👋

また次回、元気にお会いしましょう🙇

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